この記事では、米国株投資を定期的に積み立てる方法を解説しています。
SBI証券なら、米国株の定期買付設定が可能なのです。
高配当ETFなどの米国株を買いたいけど、投資信託の積立のように「できるだけ時間をかけずに米国株の積立投資をしたい」という人は参考にしてみてください。
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米国高配当ETFはドルコスト平均法で買ってもよし
1つの銘柄を一定金額ずつタイミングを分散して買い付けるドルコスト平均法というのは、安値圏で多く買い、高値圏で少なく買うことで高値掴みのリスクを軽減させる方法です。
購入価格が平準化されるので、長期に渡って運用し、売却益(キャピタルゲイン)を得るためには適した方法と言えます。
しかし、高配当株投資の場合、保有して配当金を受け取ることが目的なので基本的に売却しません。
高配当株投資は、配当利回りが高い時に買うことで高収益が実現するのです。
たとえば、あなたが配当金300円の株を、株価が10,000円(配当利回り3.0%)の時に購入したとしましょう。
その後に株価が7,500円(配当利回り4.0%)になったとしても、あなたが購入した株の利回りは配当金が変わらない限り3.0%のままです。
米国高配当ETFも、他の高配当株と同じように配当利回りが高い時を狙って購入すべきですが、米国株は長期的に株価が上がっていくことが予想されるため、タイミングを見計っているとずっと投資できないかもしれません。
そのため、米国高配当ETFは、配当利回りが高いうちは定期買付をしても良いと考えます。
- 高配当株投資に定期積立は適さない!
- 米国高配当ETFは、定期積立しても良いけど、配当利回りの変動には十分気を付ける!
SBI証券は米国株式・ETFの定期買付ができる
米国株やETFを、投資信託のように定期買付したいと思っても、基本的に証券会社が米国株の定期買付サービスをやっていません。
SBI証券は、米国株やETFの定期買付サービスをやっているので、米国株やETFの定期買付をしたいと思ったらSBI証券が最適な選択肢となります。
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SBI証券で米国株式・ETFの定期買付を設定する手順
まずSBI証券にログインし、マイページ右側に表示される外国株式の「取引」ボタンをクリックします。
SBI証券の外国株式取引専用ページが表示されますので、上のメニューから「取引」をクリックします。
取引画面が表示されるので、「定期買付」をクリックします。
定期買付ページが表示されるので、銘柄orティッカーのボックスに定期買付する銘柄情報を入力して検索ボタンをクリックします。
銘柄がヒットすると、銘柄情報と定期買付の設定項目が表示されます。
株価の下に最低取引単位が表示されており、5,000円程度から定期買付できることが分かります。
まず、預かり区分を指定します。税金の計算をしてくれる「特定預り」を選択しましょう。
次に、買付日を選択します。
買付日選択には、毎月決まった日に買付を行う「日付指定コース」と、決まった曜日に買付を行う「曜日指定コース」があります。
日付指定コースを選ぶと、カレンダーが表示されるので、カレンダー上で買付を行いたい日を指定します。複数日指定可能です。
曜日指定コースの場合は、月曜日から金曜日までの選択肢が表示されるので、買付を行いたい曜日を指定します。複数曜日指定可能です。
買付日を選択したら、買付方法を指定します。
買付方法は、株数か金額で指定でき、決済方法を外貨と円貨から選びます。
株数指定の場合は、買い付ける口数を指定します。「概算シミュレートを表示」ボタンをクリックすると、概算の買付価格が表示されます。
金額指定を選択すると、項目が「設定株数」から「設定金額」に変わります。
設定金額を指定して「概算シミュレートを表示」ボタンをクリックすると、概算で買付できる株数が表示されます。
決済方法を「円貨決済」にすると、設定金額の欄が日本円の指定方法に変わります。
同様に金額を指定して「概算シミュレートを表示」をクリックすると、買付できる株数が表示されます。
なお、外貨決済と円貨決済では、買付金額が微妙に異なります。
1株買った場合の受渡金額の差を見てみましょう。
外貨で1株買う場合、42.95ドル必要なことがわかります。
一方、円貨決済の場合は、同じ1口でも4,880円必要になります。
外貨決済で1株買付するのに必要な金額は42.95ドルなので、42.95ドル × 108.23円/ドルで、4,648円となります。
円貨決済の4,880円と比べて、232円も安いのです。
1口買い付けるだけで232円の差なのですから、もっと多くの株を購入する場合は、より多くの手数料がかかってくるでしょう。
そのため、多少の手間をかけられるのであれば、外貨積立を強くオススメします。
ボーナス月を設定することもできますが、定期買付なので「設定しない」にチェックを入れましょう。
全ての項目を入力し終えたら、画面下に表示される「取引パスワード」欄に取引パスワードを入力して「設定確認画面へ」ボタンをクリックします。
確認画面が表示されるので、入力間違い等がなければ「設定」ボタンをクリックします。
これで定期積立の設定が完了しました。
設定一覧には、先ほど定期買付設定をした銘柄と、1ヶ月あたりの概算の設定金額が表示されます。
これで、米国ETFの定期買付設定が完了しました。
まとめ
- 高配当株やETFへの投資はドルコスト平均法ではなく、タイミング投資すべし
- 米国高配当ETFは、長期的には株価が上がることが予想されるため、機会損失を防ぐために定期買付しても良い
- 外貨決済で定期買付の設定をすれば、少しお得になる
- 米国株銘柄の定期買付はSBI証券で
配当利回りが高い間の米国高配当ETFは、SBI証券で定期買付を設定して、資産運用に費やす時間を節約しよう。
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