この記事では、2019年9月にSBI証券で販売が開始された投資信託「SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド」の買い方を解説します。
手数料が安く非常に優良な投資商品で、老後の資産形成の強い味方になってくれますよ。
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目次
SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド(SBIVOO)とは
SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンドは、SBI証券でのみ販売されている投資信託です。
SBIグループとバンガードの共同ブランドファンドで、SBIアセットマネジメント社が運用しています。
商品概要は以下の通りです。
ファンド名称 | SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド |
運用会社 | SBIアセットマネジメント株式会社 |
運用の基本方針 | SBI・バンガード・S&P500インデックスマザーファンド受益証券への投資を通じて、主として「バンガード®︎・S&P500 ETF(VOO)」に投資し、米国の代表的な指数であるS&P500指数(円換算ベース)に連動する投資成果を目指す。 |
信託報酬率(税込) | 実質的な負担 年0.0938%(税込) |
最低申込金額 | 100円 |
申込単位 | 1円 |
つみたてNISA | 対象 |
SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンドは、金融庁にもお墨付きをもらっている優良投資信託で、つみたてNISA枠を使って買うことができます。
SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンドは、9月に販売・運用が開始された新しい商品です。
以前から販売されていた同じような商品に、eMAXIS Slim米国株式(S&P500)と楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天VTI)があります。
SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド(SBIVOO) | eMAXIS Slim米国株式(S&P500) | 楽天・全米株式インデックス(楽天VTI) | |
連動指数 | S&P500 | S&P500 | CRSP USトータル・マーケット・インデックス |
類似の米国ETF | VOO | VOO | VTI |
投資対象 | 米国の大型優良企業500社 | 米国の大型優良企業500社 | 米国の大型優良企業500社や小型株を含む米国全体 |
純資産額 | 44,371百万円 | 118,566百万円 | 112,418百万円 |
信託報酬(税込) | 0.0938% | 0.0968% | 0.132% |
長期的な資産運用をする場合、手数料は少しでも安いほど良いと言えます。
eMAXIS Slim米国株式(S&P500)も楽天VTIも、低コストで純資産残高が多く非常に優れた投資信託なので、購入している人も多いと思いますが、SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンドはそれらの優良投資信託よりもさらに低コストなのです。
SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド(SBIVOO)はこんな人にオススメ
SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンドをオススメできる人の特徴は以下の点です。
- 将来資産を最大化したい(配当金は無くても良い)
- 投資の勉強に時間を割きたくない
- つみたてNISAをまだやっていない
1. 将来資産を最大化したい人(配当金は出なくて良い)
投資の神様ウォーレン・バフェットも推奨しているS&P500に対して投資することを意味するSBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンドは、インデックス投資の最適解となり得ます。
インデックス投資は、S&P500のような指数に連動することを目標とする投資で、将来の資産を最大化できる可能性を秘めていますが、配当金はほとんど期待できません。
そのため、不労所得が得られる高配当株投資と違って、キャッシュフローはいつまで経っても良くなりません。
配当金による不労所得は得られませんが、長期的に見てパフォーマンスが優れているのがインデックス投資です。
そのため、不労所得ではなく老後資産の最大化を投資の目的としている人にとって、インデックス投資でS&P500に連動して超低コストのSBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンドは投資先の最適解になるでしょう。
2. 投資の勉強に時間を割きたくない
資産運用したいけど、資産運用のために勉強したり銘柄選びに時間を使いたくないといった人にもオススメです。
資産運用の勉強をして、PERやPBRなどの指標値を学び、個別銘柄の分析をして儲かるであろう銘柄に投資をしていけば、超優良投資信託よりも高パフォーマンスを実現することが可能です。
時間を掛けずに資産運用したい人は、SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンドを積立購入することをオススメします。
投資信託の積立は、一度設定してしまえば、定期的に一定額を買っていってくれるので、銘柄選びをする必要も買い付けタイミングを見計らう必要もありません。
本当の意味でのほったらかし投資が実現します。
もちろん、利益が非課税になるつみたてNISAの枠が余っているのであれば、つみたてNISA枠を活用しない手はありません。
ウォーレン・バフェットも推奨するS&P500に連動した投資信託であるSBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンドを積立購入して、時間を掛けずに資産を増やしていきましょう。
3. つみたてNISAをまだやっていない
SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンドに興味を持っている方の多くは、既に楽天VTIやeMAXIS Slim米国株式(S&P500)をつみたてNISA口座で購入していると思います。
楽天VTIやeMAXIS Slim米国株式(S&P500)のような、SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンドと類似の低コスト優良投資信託を買っている人は、あえて乗り換える必要は無いと言えます。
これらの類似の投資信託における違いは、手数料くらいです。
eMAXIS Slim米国株式(S&P500)は信託報酬が0.0968%で、SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンドの0.0938%と比べて0.003%高いですが、100万円預けても年間で30円の差にしかなりません。
それに、類似の投資信託は、競合の低コスト商品に追随して手数料を下げてくる傾向にあります。
そのため、他の2商品はSBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンドに合わせて信託報酬を引き下げてくる可能性があるので、既にそれらに投資している人にとって乗り換える必要性は低いです。
つみたてNISAをまだやっていない人がこれからインデックス投資をするのであれば、SBI・バンガード・S&P500インデックスファンドは最適な投資先となります。
SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド(SBIVOO)の買い方
SBI・バンガード・S&P500インデックス投資は、SBI証券で買うことができます。
SBI証券の証券口座を持っていない人は、開設しておきましょう。
\5分で完了/
注文方法
証券口座を開設したら、SBI証券でマイページにログインし、「投信」メニューをクリックします。
画面左側の検索ボックスから「SBIバンガード」と入力して検索ボタンをクリックします。
検索結果にSBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンドが表示されるので、ファンド名のリンクをクリックします。
ファンドの概要が表示されるので、「金額買付」ボタンをクリックします。
購入金額等を入力します。
購入金額 | ファンドを購入する合計金額です。手数料や税金も含んだ金額ですので、投資できる合計金額を入力しましょう。 |
ポイント利用 | ファンド購入の足しにするTポイントの扱いを決めます。SBI証券ではTポイントを使って投資することができます。Tポイントを保有している場合は、積極的に使っていきましょう。 なお、購入金額からポイント利用分を差し引いた金額が、購入時に証券口座から引き落とされます。 |
分配金受取方法 | 分配金の受取方法を指定します。年1回9月14日に支払われる分配金を再投資するか、そのまま受け取るか決めます。自動で複利効果を得るために分配金は再投資することをオススメします。 |
取引パスワード | 証券口座の取引パスワードです。ログインパスワードと間違わないようにしましょう。 |
注文確認画面が表示されるので、内容を確認して問題なければ「注文発注」ボタンをクリックします。
これでSBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンドの注文が完了しました。
注文内容確認方法
注文内容を確認するには、SBI証券のトップページで「取引」→「投資信託」→「注文照会(取消)」をクリックします。
注文内容が表示されます。
投資信託は、上場している個別銘柄と違って、注文後すぐに約定するわけではないので、ちゃんと注文できているか心配になりますが、注文内容照会で確認すれば正しく注文できていることが分かります。
なお、一定時間が経過すると発注状況が「執行中」になって注文の取消ができなくなります。
注文が約定すると発注状況が「完了」になります。
投資信託の買付方法は4種類あります。
金額買付 | 金額を指定して、その金額で買える口数分買います。 |
口数買付 | 購入する口数を指定します。購入金額は約定するタイミングで決まります。 |
積立買付 | 定期的に買付を行う方法です。積立サイクルと積立金額を指定します。 |
つみたてNISA買付 | つみたてNISA口座を使って買付を行います。 |
つみたてNISA枠が余っているのであれば、非課税になるつみたてNISA買付がオススメです。
1ヶ月あたりの積立予算を指定して自動で買付を行ましょう。
\5分で完了/
優良投資信託を買って老後の資産形成を始めよう
SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンドへの投資をオススメできるのは以下のような人です。
- 将来資産を最大化したい(配当金は無くても良い)
- 投資の勉強に時間を割きたくない
- つみたてNISAをまだやっていない
1つでも当てはまっている人は、まず少額からでも買付を始めてみましょう。
\5分で完了/