このブログでは、サラリーマンが老後資金2000万円を貯めるために、お金に対する考え方やどのように稼ぎ、増やしていくかということを発信しています。
https://retirement-fund-20million-yen.com/monthly-report-201908/
この記事では、投資初心者が陥りがちな投資に対する考え方と、どうすれば自分に合った投資ができるのかを解説します。
目次
なぜお金を増やしたいのか
あなたはなぜ投資をするのでしょうか。なぜ株や投資信託を買うのでしょうか。
そうです、お金を増やすために投資をしていますよね。
この企業を応援したい!という気持ちで企業の株を買っているという人もいると思いますが、「では投資という形ではなく、その企業に寄付するのでも良いか?」と問うとほとんどの人がNoと答えるのではないでしょうか。
やはり、お金を増やすために株や投資信託を購入しているのだということが分かります。
では、なぜお金を増やしたいのでしょうか。
あなたがお金を増やさなければいけない理由は何でしょうか。
お金を増やしたいから投資をする
これはもちろん理解できますが、なぜお金を増やしたいかは人によって様々です。
老後の年金代わりにしたい。
子供の教育資金を準備したい。
日々の生活を楽にしたい。
などです。
お金を増やしたい理由は人それぞれなのです。
投資を始める前に、あなたは何の目的でお金を増やしたいのか、ゴール設定を明確にしなければ正しい投資はできません。
いくら増やしたいのか
投資をする上でさらに明確にしなければいけないことがあります。
それがいつまでにお金を増やしたいのか、いくら増やしたいのかということ。
「老後の年金代わりにしたい」という人がいたとします。
いつまでにいくら増やす必要があると思いますか?
答えは、人による、です。
あなたは老後にどんな生活を期待していますか。
都心のタワーマンションで何不自由なく暮らす生活?
人里離れた田舎でのんびり暮らす生活?
両者の生活費が同じではないのは明らかですよね。
あなたの望む老後の生活にはいくら必要なのか、これを明確にしなければ、どう頑張っても目的を達成できない投資手法を選んでしまう可能性が出てきてしまうのです。
いつまでに増やしたいのか
そして、そのお金をいつまでに増やしたいのかということも明確にしなければなりません。
老後資金として2000万円準備する場合、どのような投資が考えられるでしょうか。
現在35歳の人の資産運用と45歳の人の資産運用では、掛けられる期間も取れるべきリスクも異なります。
目標金額をいつまでに準備しなければいけないのか明確にする必要があるのはこのためなのです。
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キャピタルゲインとインカムゲイン
買った株がいくら値上がりしても、売却するまでは一切経済的に豊かにはなりませんよね。
日々の暮らしを楽にするためには、将来の資産を最大化させる投資手法では目的を達成できないのです。
株や投資信託によっては、配当金や分配金といって一定期間ごとに株主にお金を還元してくれるのです。
配当金を多くもらえるように投資することを高配当投資と言います。
高配当株や高配当ETFなどに投資することで、配当金という形で株価の数%の金額を定期的に受け取ることができるのです。
企業の収益の使い道
企業があげた収益は、大きく分けて2つの使い道があります。
1つは自社への設備投資です。
翌年以降に更なる収益が上げられるように、ビジネスに投資をするのです。
そうすることで企業価値が上がり、株価が上がるのです。
もう1つの使い道は、株主への還元です。
これがいわゆる配当金です。
企業は、もっと成長しようと思うと株主への還元を控え、自社ビジネスに投資しようとします。
一方で成熟しきった企業は、収益を自社の成長のために使うのではなく、より株主に還元しようとします。
もちろん最終的な使い道は企業によって異なりますが、傾向としてこういったことが言えます。
楽天VTIは、これから成長しようとする企業が多く含まれているため、配当金を出そうという企業があまり多くありません。
そのため、楽天VTIは高配当投資には向かないのです。
反対に、米国ETFでいうとVYM、HDV、SPYDといった銘柄が高配当を出すETFで有名です。
たとえばVYMは、バンガード・米国高配当株ETFという名前の通り、高配当銘柄で構成されているETFです。
VTI、VYMの構成銘柄トップ10を比較してみましょう。
保有割合 | VTI | VYM |
1 | マイクロソフト | ジョンソン&ジョンソン |
2 | アップル | JPモルガン |
3 | アマゾン | エクソンモービル |
4 | アルファベット | P&G |
5 | フェイスブック | AT&T |
6 | バークシャー・ハサウェイ | Cisco |
7 | ジョンソン&ジョンソン | ファイザー |
8 | JPモルガン | シェブロン |
9 | エクソンモービル | ベライゾン |
10 | VISA | メルク |
VTIがマイクロソフトやアップルなどテクノロジー系の成長株に対して、VYMはジョンソン&ジョンソンやJPモルガン、P&Gなどの老舗銘柄が上位に多い印象です。
ある程度の事業規模に成熟し、利益を企業の成長よりも配当に多く回す企業で構成されています。
結果的にVTIの配当利回りは1.5%程度なのに対して、VYMの配当利回りは倍の3.0%以上もあるのです。
分散投資をするなら投資信託かETF
たとえば、高配当で有名なAT&Tは配当利回りが5%以上ですが、いくら高配当だからといってAT&Tの株ばかり買っていたら、AT&Tの業績が悪化したり、収益を配当に回さなくなってしまったら目も当てられません。
そうなっても良いように、資産を分散させて1つの企業が減配したとしても影響が少ないようにしておくべきなのです。
企業分析には時間がかかります。
今高配当だったとしても、この先も高配当を維持してくれる可能性が高いかは、しっかりと企業分析しなければ分かりませんが、あまり投資に時間をかけたくない人はVYMやHDVなどの高配当ETFに投資することをおすすめします。
目的に合った資産運用をしよう
お金を増やすために投資をすることは、みんな分かっていますが、なぜお金を増やす必要があるのかということは、意外とみんな考えていません。
ですが、お金を増やす理由がはっきりしないと、どのような投資スタイルを選べば良いか分からず、間違った銘柄を買ってしまうかもしれません。
お金を増やす理由を明確にして、しっかりと分散投資するようにしましょう。
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