老後資金2000万円を貯めるには、4つの所得(給与所得、事業所得、不動産所得、配当&利子所得)を上げていくことが大切であると紹介してきました。
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今の世の中、給料アップがなかなか見込めないという声が聞こえてきますが、それでも給料アップしている人はいます。
そういう人は必ずといっていいほど、あることをやっているのです。
この記事では、仕事ができて給料がアップしていっているが仕事をする上でやっていることを紹介します。
あなたも給料アップの可能性が見えてきますよ。
なぜ給料が上がらないのか
そもそもなぜ給料が上がらないのでしょうか。
サラリーマンの給料はどこから出ているかというと、会社の売上からですよね。
基本的に会社の売上が上がれば給料は上がりますし、売上が下がれば給料も下がります。
そのため、サラリーマンは給料を上げたいと思ったら会社の売上アップに貢献しなければなりません。
あなたは会社の売上アップに貢献していますか?
なぜ残業が発生するのでしょうか。
仕事は基本的に7時間や8時間でスケジュールを組まれているはずです。
それにもかかわらず時間外に作業が発生しているのは、作業が予定通り進捗しなかったからだと言えます。
予定通りに仕事をこなしても、上司の確認をしてみると「イメージと違う」「もっとこうしてくれ」といった指摘を受けて、手戻りが発生したり。
それをスケジュール通りに終わらせようとするので残業が発生するのです。
理想の状態とは
では、理想の状態とはどのような状態でしょうか。
予定した通りに仕事が進められれば、理屈の上では残業が発生することもないですし、しっかりと会社に対して価値を出していて、会社の売上に貢献している状態と言えます。
作業をして資料などのアウトプットを作成し、そのアウトプットが上司やクライアントのイメージとピッタリ合っていれば、手戻りも発生することなく効率的に仕事ができたことになります。
効率的に仕事をする方法
仕事ができるサラリーマンが必ず意識していること、それは早い段階から何度も評価者のイメージをチェックしていることです。
あまり仕事ができると言えないサラリーマンは、これができていません。
特に問題なのが、良いものを1回で作ろうとしてしまう意識です。
上司やクライアントから仕事を頼まれて、自分なりに良いものを作り込んでしまいます。
人は誰しも上司やクライアントなど、自分の仕事ぶりを評価される人によく思われたいものです。
そのため、自分で試行錯誤しながら良いものを作ろうと努力します。
それはとても良いことです。
ですが、その思いが強すぎると、ほとんど作業しきった状態で評価者に初めてチェックをもらい、イメージが違う言われて手戻りが発生してしまうのです。
とにかく早い段階で上司やクライアントといった評価者を巻き込んで、イメージのすり合わせをすることが重要です。
そして、何度もイメージのすり合わせをすることで、評価者と認識がブレずに最後までやりきることができるのです。
多くの人は、目次を考え、それに沿ってある程度資料を作り込んでからチェックを依頼しますが、その時点で非効率な仕事になってしまうリスクを含んでしまっているのです。
- 資料を作る
- 評価者が確認する→指摘を出す
- 指摘を反映する
- 評価者が確認する→OKを出す
この場合、②と③を何度もやりとりする事が多くなってしまいます。
本来、資料作成の流れは下のようにすべきなのです。
- 資料の目次を決める
- 評価者が確認する→指摘を出す
- 指摘を反映する→目次の確定
- 各目次で伝えたいことを決める
- 評価者が確認する→指摘を出す
- 指摘を反映する→各目次で伝えたいことの確定
- 各目次に取り入れるコンテンツと構成を決める
- 評価者が確認する→指摘を出す
- 指摘を反映する→各目次に取り入れるコンテンツと構成の確定
- 全て書き上げる
- 承認者が確認する→指摘を出す
- 指摘を反映する
- 承認者が再度確認する→OKを出す→完成
ステップは非常に多く感じますが、早い段階から評価者との認識を合わせておいた方が、トータルでの修正が少なくて済むのです。
最初は、このスケルトンの状態でまずは評価者に確認を取り、イメージを合わせるのです。
骨組みが間違っている状態で肉付けしてしまったら、修正の範囲がそれだけ多くなってしまいます。
間違った状態で進んでしまうことを防ぐためにも、早めの確認をするようにしましょう。
ちょっとした効率化テクニック
いきなりパソコンに向かって資料を作り始めるのではなく、まず紙とペンを持ってどのような資料にするのか設計するようにすると、非常に効率的に資料を作ることができます。
紙とペンは原始的ですが、パソコンと違って小回りが利くのでクリエイティブな作業に非常に向いています。
また、パソコンで資料を作り始めてしまうと、内容よりも資料のデザインの方に気が取られたりしてしまうものです。
構成と内容が紙面上で固まった段階で、初めてパソコンで書き始めるようにしましょう。
本当にそのくらい、紙とペンを使って資料の設計に時間を費やし、パソコンでは清書するだけといった意識でいると、資料作成時間が大幅に短縮できます。
最初は手間がかかって非効率と思われるかもしれませんが、やってみると本当に効率的なので、是非試してみてください。
上司はどう思うのか
上司と作業をする人にとって気になるのが、上司の時間を取ってしまって迷惑じゃないかということ。
確かに、上司は忙しく、時間をあまり取ってくれないイメージがある人も多いのではないでしょうか。
でも、だからといって確認の時間を取らない理由にはなりません。
これは、僕が上司の立場になって、深く理解したことですが、依頼した作業は早い段階で進捗状況を確認したいものなのです。
その作業が期日までに終わるのか分からないからです。
作業を依頼して、期日直前になって作り込まれた資料をいきなり見せられるのは、非常に不安なのです。
それよりも、早い段階から頻繁にチェックしながら進めてもらった方が、進捗状況もよく分かりますし、最終的に期日までに終わりそうなのかということも予想しやすいのです。
結果的に給料アップ!
この記事のタイトルに戻ると、仕事ができる人は自分の仕事ぶりを早い段階から何度も評価者にチェックしてもらっています。
これは給料アップのためには、非常に効果的なテクニックなのです。
- 効率的に仕事ができるので、生産性がアップする
- 安心して仕事を任せられるので、評価者の信頼を勝ち取れる
給料アップの観点では、特に2点目が大切なのです。
そもそもサラリーマンであるあなたの給料がどのように決定するかというと、あなたを評価する人の評価によって決まります。
もちろんあなたが生み出した価値に対して評価されるのですが、評価者も人なので、不安だけど結果的にパフォーマンスの高い人よりも、パフォーマンスはそこそもでも「こいつには安心して仕事を任せられる」という人の方が評価されやすいのです。
パフォーマンスが高いのであればそれに越したことはありませんが、効率的に評価者の評価を勝ち取った方が、給料アップのためにはコスパが良いのです。
まとめ
今の世の中、給料がなかなか上がらないですが、悲観せずにあなたができることを精一杯やってみましょう。
あなたができることは、正攻法で作業を進めることだけではないのです。
評価者の信頼を勝ち取るために、自分の作業にどんどん巻き込んでいきましょう。