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2019年1月9日(木)にS&P500指数に連動することを目標とした国内籍のETF「MAXIS米国株式(S&P500)上場投信」が上場します。ウォーレン・バフェットも投資しているS&P500指数に連動した商品は、今まで海外ETFや投資信託しかなく、国内籍のETFは今回が初めてです。
この記事では、2020年1月に東京証券取引所に上場予定の国内ETF「MAXIS米国株式(S&P500)上場投信」の特徴について解説しています。また販売中の投資信託や米国ETFにも似た商品があるので、どこが異なるのか比較します。
特徴をしっかりと理解して、上場予定日に備えましょう。
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目次
- 1 MAXIS米国株式(S&P500)上場投信の名称・コード
- 2 MAXIS米国株式(S&P500)上場投信の運用会社
- 3 MAXIS米国株式(S&P500)上場投信のベンチマーク
- 4 MAXIS米国株式(S&P500)上場投信の投資方針
- 5 MAXIS米国株式(S&P500)上場投信の手数料(信託報酬)
- 6 MAXIS米国株式(S&P500)上場投信の決算・分配方針
- 7 MAXIS米国株式(S&P500)上場投信の売買単位
- 8 MAXIS米国株式(S&P500)上場投信のリスク
- 9 MAXIS米国株式(S&P500)上場投信の上場日
- 10 MAXIS米国株式(S&P500)上場投信はどこで買えるのか
- 11 MAXIS米国株式(S&P500)上場投信はつみたてNISAで買えるのか
- 12 MAXIS米国株式(S&P500)上場投信と競合商品の比較
MAXIS米国株式(S&P500)上場投信の名称・コード
2020年1月9日(木)に東京証券取引所で「MAXSI米国株式(S&P500)上場投信」という国内籍のETFが上場します。
正式名称:MAXIS米国株式(S&P500)上場投信
略称:MXS米株(SP500)
銘柄コード:2258
ISIN:JP3048980001
ISINとは
国際標準化機構によって定められた、全世界共通の12桁の証券コードです。
ETFは上場投資信託と呼ばれているように、投資信託を証券取引所に上場した商品です。
上場することでリアルタイムに取引することができるようになります。
MAXIS米国株式(S&P500)上場投信の運用会社
MAXIS米国株式(S&P500)上場投信の運用会社は、三菱UFJ国際投信株式会社です。
三菱UFJ国際投信といえば、信託報酬の業界最低水準を意識しているeMAXISシリーズの運用会社として有名です。
MAXISとは
「MAXIS(マクシス)」は三菱UFJ国際投信が運用するETFシリーズのブランドで、「最高(MAX)の品質」と「お客さまの投資の中心軸(AXIS)」をめざすという三菱UFJ国際投信の思いが込められています。
MAXIS米国株式(S&P500)上場投信のベンチマーク
MAXIS米国株式(S&P500)上場投信のベンチマークはS&P500指数です。
S&P500指数に連動した値動きをします。
S&P500指数とは
S&Pダウ・ジョーンズ・インデックスが算出している株式インデックスで、米国の証券取引所に上場された代表的な500銘柄(24産業グループ)の株価を時価総額比率で加重平均し、指数化したものです。
MAXIS米国株式(S&P500)上場投信の投資方針
三菱UFJ国際投信は以下のような投資方針を掲げています。
- 円換算したS&P500指数に連動する投資成果をめざして運用を行います
- ファンドの1口あたりの純資産額の変動率を、円換算したS&P500指数の変動率に一致させることを目的として、主として対象指数に採用されている銘柄の株式に投資を行います
- 円換算を対象指数との連動を維持するため、先物取引等を利用し株式の実質投資比率が100%を超える場合があります
つまりS&P500指数の算出に採用されている500銘柄に対して個別に投資するということです。
また外国株を購入して運用することになるので、実際には米ドルベースでの評価額になるところを円換算した価格を目標にすることになります。
MAXIS米国株式(S&P500)上場投信の手数料(信託報酬)
MAXIS米国株式(S&P500)上場投信の信託報酬は0.078%(税込:0.0858%)と非常に低コストです。
これは同じ三菱UFJ国際投信が運用する投資信託「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」の信託報酬0.0880%(税込:0.0968%)より低い水準です。
海外ETFの経費率と比べてしまうと高いですが、国内籍のETFとしてはMAXIS米国株式(S&P500)上場投信が信託報酬最安値となりますし、非常に低コストの投資信託よりもさらに低コストなのです。
なお、MAXIS米国株式(S&P500)を取引する際、このほかに売買手数料がかかります。売買手数料は取引する証券会社によって異なります。
楽天証券であれば国内ETFの売買手数料は、10万円分の取引でも99円(税込)と非常に安くおすすめの証券会社です。
さらに手数料0円ETFというキャンペーンを実施していて、MAXIS米国株式(S&P500)も手数料0円ETFの対象になる可能性もあります。
まだ楽天証券の口座開設をしていない場合は開設しておきましょう!
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MAXIS米国株式(S&P500)上場投信の決算・分配方針
MAXIS米国株式(S&P500)上場投信は、年2回6月8日と12月8日に決算があり、分配金が支払われます。
※初回決算日は2020年6月8日です。
S&P500指数に連動する投資信託はeMAXIS Slim米国株式(S&P500)やSBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンドなどがありますが、分配金は出ないので1.83%程度とはいってもETFであるMAXIS米国株式(S&P500)上場投信の魅力と言えます。
MAXIS米国株式(S&P500)上場投信の売買単位
MAXSI米国株式(S&P500)上場投信は、1口から購入することができます。
MAXIS米国株式(S&P500)上場投信のリスク
MAXIS米国株式(S&P500)上場投信は円換算したS&P500指数への連動を目指すため、常に為替リスクが生じます。
為替ヘッジを行わないため、為替相場(米ドル/円相場)の変動による影響を受けるのです。
MAXIS米国株式(S&P500)上場投信の上場日
MAXIS米国株式(S&P500)上場投信は、2019年1月9日(木)に東京証券取引所に上場します。
年明けまでもうしばらく待ちましょう。
MAXIS米国株式(S&P500)上場投信はどこで買えるのか
MAXIS米国株式(S&P500)上場投信は、東京証券取引所に上場する国内籍のETFなので、楽天証券やSBI証券で購入することができます。
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MAXIS米国株式(S&P500)上場投信はつみたてNISAで買えるのか
MAXSI米国株式(S&P500)上場投信は、残念ながらつみたてNISA枠で購入することができません。
投資信託と違いETFなので、つみたてNISAの購入可能商品ではないのです。
一般NISAの制度変更についてはこちらの記事をご参照ください
MAXIS米国株式(S&P500)を購入するなら一般口座か特定口座になります。
税金計算をして源泉徴収してくれる特定口座(源泉徴収あり)を選びましょう。
MAXIS米国株式(S&P500)上場投信と競合商品の比較
10万円分の取引をしたと想定すると、それぞれの手数料や特徴は下表のとおりとなります。
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) | SBI・バンガード・S&P500インデックスファンド(SBI VOO) | バンガードS&P500ETF(VOO) | MAXIS米国株式(S&P500)上場投信 | |
商品の種類 | 投資信託 | 投資信託 | 海外ETF | 国内ETF |
売買手数料 | 0円 | 0円 | 約定代金の0.495% | 99円 |
信託報酬 | 0.0968% | 0.0938% | 0.06% | 0.0858% |
分配金 | なし | なし | あり(1.83%程度) | あり(1.83%程度) |
分配金の現地課税 | – | – | あり | なし |
つみたてNISA | 対象 | 対象 | 対象外 | 対象外 |
2020年1月9日(木)にMAXIS米国株式(S&P500)上場投信が東京証券取引所に上場することが決まりました。S&P500指数に連動する国内ETFで信託報酬も0.0858%と非常に安く魅力的に見えます。
ですが、つみたてNISAが使えなかったり、売買手数料が掛かってしまうので、現時点で分かっている情報を加味すると、eMAXIS Slim米国株式(S&P500)やSBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンドなど、S&P500指数に連動する投資信託をつみたてNISAで運用する方が良いと考えます。
ですが、つみたてNISA枠を使い切っていて米国ETFのVOOに投資している場合はMAXIS米国株式(S&P500)上場投信への乗り換えもありだと思います。証券会社のキャンペーンで0円ETFの対象となる可能性もあるので、今後の動向に注目です。
お得になったタイミングですぐに取引ができるように、証券口座は開設しておきましょう。
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